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TKIで働く魅力

1.ダイナミックかつ国際的な環境と文化

TKIは、日本にいながら世界を舞台に活躍できる数少ない法律事務所として、グローバル企業はもちろん、国内の多様な業種も幅広く扱っています。複雑なクロスボーダー案件だけでなく国内案件でも先端的な法律課題に取り組み、若手のうちから取引から紛争に至るまで幅広い業務に主体的に関与できる点が大きな強みです。
さらに、各メンバーの個性や実現したいことを尊重し合いながらチーム全員で力を合わせる風土が根付いています。こうした環境で働くことで、国内外を問わない豊富な実務経験とビジネス視点を養い、法曹(Lawyer)としての視野を大きく広げることができます。

2.成長機会とキャリアパスの充実

当事務所では、新人弁護士の着実な成長とキャリア形成を大切に考えており、入所直後から先輩弁護士のサポートのもと、多様な業務に携わる機会を得られます。成長意欲や成果を正当に評価する風土が根付いており、OJTや研修プログラム等を通じて、段階的に責任ある役割を担っていくことができます。将来的にはパートナーへの昇進を含む明確なキャリアパスが用意されており、長期的な視野で自己研鑽とキャリア形成に取り組みながら、大きく飛躍できるフィールドが整っています。

3.先輩弁護士との距離の近さと柔軟な働き方

グループやチームに固定されず、多様なメンバーと案件を担当することで、多角的な知見を得やすく、日々のコミュニケーションも活発です。事務所代表との定期的な1on1、メンター制度、チャットツールの活用等により、専門的な相談からカジュアルな雑談までフラットに話し合える環境が整っています。外国人弁護士も数多く在籍しているため、英語を実務や日々のやり取りの中で磨きながら国際感覚を身につけることも可能です。さらに、産休・育休取得やリモートワーク等、柔軟でメリハリのある働き方を推奨しており、ワークライフバランスを大切にしながら長期的にキャリアを築ける点も大きな魅力です。

事務所説明会

当事務所では、TKIへの参画を検討されている方に向けて、事務所説明会を開催いたします。
説明会では、所属弁護士からTKIのミッション・バリューや業務内容、職場の雰囲気について直接ご紹介し、皆様の疑問にお答えいたします。若手弁護士のキャリアパスの体験談等も交え、TKIで働くイメージを具体的に持っていただける内容です。

<事務所説明会開催日>
2025年3月28日(金)17:00~18:30頃
※お申込み多数の場合は、全員にお越しいただけない可能性があります。あらかじめご了承ください。

※事務所説明会の募集は終了いたしました。
ご応募、誠にありがとうございました。

新卒弁護士エントリー

新卒弁護士としてTKIへの参画を希望される方はエントリーシートをご記入の上、以下の応募フォームよりご応募ください。

※TKI79期新卒弁護士の募集は終了いたしました。
ご応募、誠にありがとうございました。

「日本発のグローバルファーム」をともに
実現する仲間を求めて

森 幹晴
東京国際法律事務所の共同創業者、代表パートナー。
2002年東京大学法学部卒業、2011年コロンビア大学法学修士課程修了

東京国際法律事務所(TKI)はクロスボーダーのM&Aを中心に数多くの実績を重ね、業務範囲とチームの陣容を拡大しながら成長を続けてきました。「日本発のグローバルファーム」を掲げており、共に夢の実現に向けて進む仲間たちを求めています。TKIに興味をお持ちいただいている学生の皆さんや、キャリアを考える若手弁護士の皆さんにお伝えしたいことを代表パートナーである森幹晴弁護士に聞きました。

TKI設立の経緯を教えてください

私は弁護士としてのキャリアを始めた2004年から20年以上にわたって、M&A案件を手掛けてきました。当初は外資系の企業やファンドが日本企業を買収するケースや日本企業同士のM&Aが多かったのですが、2010年代になると幅広い業種の日本企業が海外でM&Aなどの投資を本格化させるようになり、弁護士として海外に出て行く企業を支援したいとの思いが強くなりました。そこで、同じ思いを抱いていた山田広毅弁護士と2019年にTKIを開設しました。

TKIが手掛ける案件は国内外のM&Aに加え、近年ではエネルギー・インフラや国際紛争、ヘルスケア・ライフサイエンス、テクノロジーなど多様化しています。時代に沿ったサービスを開発しており、その一例が2021年に始めた「TKIリモート・インハウスサービス」です。企業の法務部の人材不足に対応して、所属弁護士がリモートツールを通じて企業の一社員として法務業務を支援するというサービスで、現在では主力事業にまで成長しています。業務の拡大に伴って、所属弁護士は約40人にまで増えました。2030年には100人規模の事務所になることを目指しています。

入所後の人材育成方針について教えてください

事務所によっては入所時にM&Aや紛争などの専門を割り当てられることが多いですが、TKIではどの分野で専門性を高めていくかを最初から決める必要はなく、働きながら自分の専門性を磨いていけばいいと考えています。また、海外における最新の法規制やプラクティスの理解を深めるために、所属弁護士から複数人が海外へ留学しており、視野を広げながら成長をサポートする支援体制を取っています。

私がよく皆さんにお伝えしている成長のキーワードは「VSOP」です。20代はVitality(活力)を持って働き、30代でSpecialty(専門性)を高め、40代でOriginality(個性)とPersonality(人間性)を武器にできる弁護士に成長していただきたいです。

海外案件が多いと日常的に夜中や休日も勤務が求められるのでしょうか

業務によっては夜中や休日も働かなければならないときはありますが、TKIはワークライフバランスを確保できる環境の整備にも力を入れており、月間稼働時間を150時間に設定しています。月間200~250時間の稼働を求める法律事務所も珍しくありませんが、今の若手人材に支持してもらえないと事務所としてのサステナブルな成長はできないと考えています。作業効率を高めるために文書管理ソフトや通信機器など最新のITツールやリモートワークを導入しており、柔軟に在宅勤務も可能で、夜遅くまで事務所で働く必要はありません。また所属弁護士全員がワンチームで働いており、チーム全体で業務負荷が分散されるような仕組みができています。

ご自身の若手時代のキャリアについて聞かせてください

今でこそM&Aという用語は一般的ですが、私が大学生のころはほとんど知られていませんでした。弁護士になって入所した法律事務所でM&Aチームに配属となり、日本におけるM&Aのプラクティスを切り拓いてきた方々から薫陶を受けました。デュー・デリジェンスのやり方や株式譲渡契約にはどのような条件を盛り込むのか、英語の契約用語をどのように日本語に訳するのが適切なのか。例えば、英語のM&A契約に入っているRepresentation and Warrantiesを日本語で表明保証と訳したのは上手だな、と思いました。英米法ベースの契約書を理解し、異なる法体系の日本の契約書面に落とし込む作業と格闘してきた先人の苦労話を聞きながら育ちました。

当時の事務所では海外の企業やファンドの代理をすることが多かったのですが、私自身はそれまで海外旅行をしたことさえありませんでした。クライアントからの問い合わせに英文で回答したり、「明日までにやってほしい」という要求に応えたりするのに必死に働きました。弁護士にとって、クライアントが一番の先生だと思っています。これまで多くのクライアントから学んだ経験や知見を発展させ、次の世代に継承するのが自分の責任であり使命だと感じています。

これまで手掛けた中で印象に残っている案件はありますか

弁護士1年目の最初に手掛けた案件は今でも覚えています。海外企業が日本にある製造部門を他社に売却するという事案でした。事業売却そのものは無事に完了したのですが、クライアント側の製造部門の従業員への説明が不十分だったために売却した企業が不満を持った従業員に訴えられ、最終的に敗訴してしまいました。クライアントは経営が苦しい状況にあったので取引が成立したことは経営にとってはよかったのですが、企業にはそこで働く従業員とその家族がいて人生の多くの時間を割き、また生計を立てていること、そうした利害関係者全員がよかったと思える取引にすることが重要だと思いを致すきっかけとなりました。

M&Aは売買の当事者である企業やその従業員、株主、取引先など多くの利害関係者がいます。法律を守りながらそれぞれの利益を適切に保護し、公正な取引を実現することで日本の経済や社会の発展につながります。法の支配の下、そうした枠組みに貢献するのが弁護士の役割であり社会的な意義であると考えています。

どのような人材を求めていますか

TKIの設立当初は「日本人にクロスボーダーM&Aは難しい」といわれながら、新しい領域を切り開いて成長してきました。時代は常に動いており、今後はAIなどの技術革新やグローバル化、不透明感が増す地政学リスクなどを背景に変化のスピードはますます加速するでしょう。変化に対応して企業の新しいニーズをつかみ、サービスを展開できる瑞々しい感覚とチャレンジ精神のある方に加わってもらいたいと考えています。

木村悠希弁護士

東京大学法学部卒業後、東京大学法科大学院へ。
在学中に予備試験合格、司法試験合格。
2022年弁護士登録、2022年4月TKI入所
クロスボーダーM&Aと再生可能エネルギー案件を主軸としつつ、コーポレート、各種規制法等を含む企業法務分野を幅広く取り扱っている。

学生時代はご自分の将来をどのように考えていましたか?

脳外科医の父の仕事を見ていた影響で、プロフェッショナル業への憧れは強くありました。
ただ、正直に言うと、私は最初から弁護士になりたいと思っていたわけではなく、やりたいことが明確ではなかったタイプです。学部選びも悩んでいました。東京大学では最初の2年間は学部を決めず、幅広い分野を学んで自分に合った専門を選ぶので、いろいろ考えた結果、法学部に進学することに決めました。

そこから弁護士を目指すようになったきっかけはありましたか?

父の臨床美術の実践研究です。私の実家は、治療法としての臨床美術を日本で初めて実施した病院でした。当時は認知症への理解が進んでおらず、従来の治療法に代わる新しい適切な治療法の確立は、意義のあることでした。しかし、新しさゆえに、介護保険制度等の法整備の遅れが障壁となりました。

臨床美術は、現在は国内大手企業が事業を引き継ぎ、中国・韓国・フィンランドと国際学会を開催する等、幸いにも事業として成長できましたが、社会的に意義ある事業が、法的問題のために実現できないことにもどかしさを感じました。この想いから、新しい事業を生みだしたいと情熱を持つビジネスサイドの方々を、弁護士としてサポートし、実現する一助になりたいと考えるようになりました。

就活はどのように進められましたか?

学部4年生頃から就活について考え始め、最初は上記バックグラウンドもあり、ヘルスケア分野に興味を持ちました。弁護士としてどのような携わり方ができるかを知るために、ヘルスケア分野の時事を調べたり、同分野の弁護士と個別にお話したりしました。
サマーインターン、ウィンタークラークは、国内の大手事務所から中・小規模事務所、外資系事務所まで幅広く参加し、その中で、自分にはこういう雰囲気があうな、というものがだんだん見えてきた気がします。

TKIへの決め手はなんだったのでしょう?

TKIは、組織が成熟している大手事務所に比べて、各メンバーの個性や実現したいことを大事にして、活かそうとしてくれているという実感がありました。面接を通じて感じた、人間関係のフラットさや風通しの良さ、多言語での柔軟なコミュニケーションといった事務所カルチャーにも居心地の良さを感じました。
「日本を起点に、日本企業を支えたい」というTKIメンバーの想いにも共感し、「ここで、この人たちと一緒に働きたい」と強く思うようになりました。

興味ある分野と事務所選びに関連はありますか?

興味分野は、将来の仕事のイメージをつかむ一助になると思います。他方で、実際に案件に携わって初めて分かることも多いので、興味分野で早期に選択肢を狭めてしまうのはもったいないようにも思います。私はヘルスケア分野に興味がありましたが、今やっているのは再生可能エネルギーとM&A分野。学生のときには、どちらも自分の仕事の主軸になるとは思っていませんでした。

TKIではチームで案件に取り組みますが、メンバーはどのように決まるのでしょうか?

案件の内容やメンバーの稼働状況に応じて、都度決まります。パートナーの先生はアソシエイトの特性やキャリア志向を理解していて、各メンバーが少しずつ挑戦しながら成長できるように、案件を配分してくれます。結構ちゃんとみてくれているんですよ! 固定チームがない分、柔軟性をもって、いろいろな案件に携わることができます。

入所後、初めての仕事はどのように始まったのでしょうか?

1年目は比較的コンパクトなM&A案件を多く担当しました。初めての案件は、当然ですが1つで手一杯でした。徐々に案件数をこなす中で、複数の案件を並行して回せるようになっていきました。1年目の時に、自分で全体像を把握して管理できるサイズ感の案件を多くできたのは、良かったと思います。

その後、若手弁護士はどのように成長していくのでしょうか?

TKIでは、若手のうちは分野を限らず、幅広く経験を積む方が多いです。私も1年目は、M&Aだけでなく、規制法や紛争・危機管理含め、さまざまな分野を経験しました。

興味分野の変化等に応じて、希望を出すこともできます。私の場合は、2年目に、再生可能エネルギーとクロスボーダーM&A案件を経験したいと伝えました。1年目に再エネ案件の契約交渉を任せてもらったことがきっかけで、もっとこの分野をやってみたいと思ったのです。また、クロスボーダー案件には若手のうちから関わりたいと思っていました。
代表の山田弁護士は「大変だと思うけど、頑張れ!」と言って、タイトなクロスボーダーM&A案件に入れてくれました。各メンバーの実現したいことを、できるだけ叶える方向で、応援・サポートしてくれるカルチャーがあります。

今はどのような案件に取り組んでいらっしゃるのでしょうか?

クロスボーダーM&Aと再生可能エネルギー案件がメインです。大規模な案件にも関わり、クロスボーダーM&A案件でもプロジェクト全体の管理や契約ドラフトを任される等、できることが増えてきて、充実しています。

入所から3年を経て、事務所は大きく成長してきていますね!

入所時はまだメンバーも少なく、勢いとパッションで溢れていました。そこに、特に昨年は多様なバックグラウンドを持った外国人メンバーが増え、multiculturalな環境に変わって来た感じがします。いろいろな視点や意見が出て、より多様性を受け入れられる雰囲気があるので、良いチームを維持するために、メンバー同士の理解やコミュニケーションを大切にしています。

ワークライフバランス、女性のキャリアについて、お考えをお聞かせください

弁護士業界はまだ女性に対する理解が少ない部分もありますが、TKIに来て、ジェンダーに関わらず期待されて成長の機会を得られるのは、やはり嬉しいことだなと思います。
仕事とプライベートの両立を悩むこともありますが、TKIは各メンバーの実現したいことを応援してくれるカルチャーですし、理解のあるシニアメンバーも多いので、今後も柔軟に対応できるんじゃないかなと思っています。

TKIに興味をもってくださる就活生へのメッセージ

今回のインタビューで、TKIのカルチャーや若手の成長の様子を少しでもお伝えできれば幸いです。
私自身、さまざまな規模感・カルチャーの事務所を訪問するうちに、少しずつ自分に合っている事務所が分かったので、TKIに興味をもってくださった方は、是非TKIのサマーインターン、ウィンタークラークや事務所説明会に応募してくださったら嬉しいです。

募集要項

応募資格
79期 司法修習予定者
※TKI 79期新卒弁護士の募集は終了いたしました。ご応募、誠にありがとうございました。
業務開始日
2027年4月1日を予定
選考方法
書類選考

面接(複数回)

内定
提出書類
エントリーシートに必要事項をご記入いただいたうえで、下記の書類(該当するものに限ります。)ともに応募フォームからご提出ください。
(1)出身大学の最新の成績証明書
(2)出身大学院の最新の成績証明書
(3)大学・大学院のGPA又は席次が記載された資料
(4)予備試験成績通知書(短答式/論文式/口述)
(5)英語資格試験(TOEFL、IELTS、TOEIC等)の成績証明書
(6)その他自己PR資料

TKIの求める人材

  • クロスボーダー案件を含む、国内外の多様な案件に取り組みたい方
  • チームメンバーと協力しながら、クライアントの課題解決や自身の成長を追及したい方
  • 当事務所のミッション・バリューに共感し、一緒にその実現を目指していただける方

当事務所では、チーム一丸となって法的課題に対して解決策を導き出すプロセスを大切にしています。
新人弁護士であっても段階的なサポートを受けながら挑戦を重ねることで、実務を通じて着実に成長していける環境が整っています。国籍やバックグラウンドを問わず、多様な視点を歓迎するカルチャーのもとで、ぜひ一緒に新しいローファームのかたちを創造していきましょう。

山田広毅弁護士(事務所共同代表)のメッセージ